月: 2018年1月

動け! HG シビリアンアストレイ 製作 その1 組み立てと改造

シビリアンアストレイを作ります(唐突)。なぜこのキットなのかというと、カメラアイにバイザーが被っててかっこいいから(唐突)。軽い気持ちで作り始めたけどあとで大変なことに気づきます。

※完成しました→こちら

シビリアンアストレイ自体はSEEDのスターゲイザーに登場する作業用のモビルスーツです。かなりマイナーな機体。アストレイの名がついてるように、フレームアストレイシリーズと似ているパーツも多いです。

とにかくパチ組み。IMG_eel8p6.jpgIMG_lyvo9vIMG_q98w19.jpgなんとこいつ、ポリキャップレスのキットだったのです!関節全部プラ!近年のHGでもかなり珍しい部類に入るガンプラでは?可動範囲は普通より少し下。関節摩耗しそうで怖いです。

というわけで、余ってるHGアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備)とミキシングして、可動範囲を広げることにしました。面倒なのでレッドフレームは以下「赤枠」と略します。

まずは太もも関節を移植します。それに伴い股関節と胸は赤枠を使うことにしました。胸のデザインは多少違いますがめんどうなので目をつぶります。足は以下のように、シビリアンはボール接続なので全然動きません(向かって右側)。IMG_-3n6jyx.jpg足を外に向けることもままならない(これが精いっぱい)。IMG_x1tu5.jpg足も全然横に上がらない。IMG_lmnzj8.jpgというわけで、シビリアンの太ももパーツに穴をあけ、そこに赤枠の太もも軸を挿してやります。それにあわせてシビリアンの太もも外装を削っておきます。IMG_-rhv6yl.jpgこのおかげで足を外に開いてしっかりと立てるようになりました。太もも軸と外装の間の隙間が大きくなってしまいましたが、ここはいずれ埋めたいと思います。DSC_6815.JPG

次は腕。キットのままだと90℃以上曲げることはできないので、AGE3オービタルの肘関節を無理やり移植します。ポリキャップをパテで無理やり挟み込んで固定します。DSC_6842.JPGDSC_6843.JPGDSC_6844.JPGDSC_6845.JPGキットの物より腕が長くなりますが(向かって右側)、ポーズ付けて飾る分には問題ないでしょう。二の腕は00ガンダムの物を使いました。IMG_-6gmi1m.jpgIMG_kjc64m胴体と腕の接続は悩みましたが、できるだけキットのものを使うことにしました。赤枠の肩軸にジャンクのポリボールをつけて、シビリアンの肩を差し込んで付けられるようにしました。瞬着で太らせたりして微調整必須です。ついでに首も短かったので新造しました。DSC_6821.JPG本体に腕をつけて改造前(右腕)と改造後(左腕)を比較。曲げられる角度が違いますな!IMG_vf2tk8IMG_yp3f2w

両腕つけて適当にポーズ。刀をかっこよく構えられるのはうれしい。苦労したかいたあります。IMG_-y73fegIMG_aemrdd.jpg

次はサイドスカート。赤枠の腰のサイドスカート接続部はボールジョイントなので、シビリアンもそれに合わせてつけられるようにします。といってもシビリアンのスカートをプラ板でふさいで、ボールジョイントが差し込めるように穴をあけただけです。IMG_-toc28v.jpgこれを付けてやります。DSC_6840.JPGうん、いい感じになりました。DSC_6841.JPG

リアスカートもついでにいじってやります。赤枠の中央部を切り離し、スプリング接続に変えます。DSC_6813.JPGそれにシビリアンの赤い尻尾をくっつけてやります。DSC_6809.JPGすこしだけ上に動かせます。DSC_6812.JPG

最後はバックパックです。胴体が赤枠になってしまったので、シビリアン本来のバックパックが付けられなくなってしまいました。なのでバックパック側を少し加工してやります。本体側に合わせて3ミリプラ棒と、C字に切り欠いたプラパイプを接着します。InkedDSC_6860_LI.jpgこれで赤枠胴体にシビリアンのバックパックをつけることができます。IMG_6bdmazもちろん、赤枠胴体なので赤枠のフライトユニットも装備可能です。ですがその際、リアスカートの赤い尻尾が干渉するので、赤い部分を取ったリアスカートに換装する必要があります。InkedIMG_6bdmaz_LI.jpgリアスカート換装して赤枠バックパックを接続。IMG_v36fjr.jpgフライトユニットを無事装備。IMG_lawths.jpg

大まかな改造はあとは肩を残すのみ。そのあとはひたすら表面処理…完成までまだまだかかりそうです。

HG ジン タイプ インサージェント 製作 その6 完成

HG ジン タイプ インサージェント 製作 その6 完成

台座も作り終わり、ジン タイプ インサージェント ( GINN type Insurgent) 完成しました!

本体の細かい写真等はこちら→HG ジン タイプ インサージェント 製作 その5 本体のみ完成

モデラーズギャラリーに投稿しました→こちら

タイトルは「世界のはじっこ」です。(よくあるガンダムゲーの戦闘可能領域)ぎりぎりに追い詰められたジン。右手の無反動砲と足の誘導ミサイルはすでに空っぽ、唯一の近接武器である重斬剣はバグ(笑)で戦闘ラインの外側へ入ってしまい回収は不可能。残るはリアスカートの突撃機銃のみ―…果たして反撃できるのか!?IMG_2503-2.jpgIMG_2507-2.jpg

スカート裏には突撃機銃IMG_2508-2

離れた場所に重斬剣が!IMG_2490.JPGラインは透明プラ板に赤と黄色で適当にグラデーションをかけました。連合vsザフトの画面を参考にしました。あのゲームにこのタイプのジンは出てきませんが、まあそこはご愛敬。IMG_2509-2IMG_2511-2.jpg

本当はラインを区切るのに、下の写真のように透明プラ板を立てていました。でもそうすると写真を撮ったときにプラ板に映りこんでこんでしまうため取り外しました。IMG_2544-2.jpgIMG_2540-2.jpgIMG_2541-2.jpg展示会などでは設置してもいいのかもしれませんね。IMG_2537-2.jpg

当初台座を作るつもりありませんでした。ですがふと昔やったガンダムゲーを思いだし、バグで武器が範囲外にいってしまったら面白いかな…と思って挑戦することにしました。まず100均のアクリルの円形台座にコルクシートを貼り、DSC_6775.JPGその上から紙粘土で適当に凹凸をつけDSC_6778その上から水溶きボンドと重曹をまきDSC_6779.JPGDSC_6780.JPG適当に色塗って完成。縁を黒で塗り、メインはダークイエロー系で塗ったと思います。吹くたびに接着不良の重曹がぽろぽろ飛んでいきますwDSC_6782.JPGそれにジンと赤黄色のラインを乗せただけです。IMG_2532.JPG

ジンは直径3ミリの透明プラ管を使って台座に刺しています。プラ管は火であぶって少し曲げています。InkedIMG_2508-3_LI.jpg

普段台座は作らないのですが結構楽しかったです。家で飾るのにかさばるのが難点ですが。また、今回初めて専用?の背景紙を使ってみました。お高いだけあってとても綺麗です。小金がたまったら違う色も買ってみたいな~と思いました。さて、次は何を作ろうかな。IMG_2523

HG ジン タイプ インサージェント 製作 その5 本体のみ完成

HG ジン タイプ インサージェント 製作 その5 本体のみ完成

2018年、あけましておめでとうございます。昨年は初めて展示会に参加して模型趣味の方たちと知り合うことができてとても充実した模型ライフでした。今年も展示会に出たいと思っていますので、よろしくお願い致します。

さて、ジンタイプインサージェントですが、とりあえず本体だけ完成しました。台座は追って作りたいと思います。

このジンは大戦後に流出したもので地球の反コーディネーター武装組織が使用している、という設定があります。スカートなどの投光器は本来のジンであれば必要ない装備らしいです。操作に不慣れな地球の組織が追加で付けたものだそうで、そういう設定はちょっと面白いなと思いました。

まずは正面から。カメラアイはジオラマで飾る関係で向かって右側に向いてます。足のミサイルは使いきったという設定なので、中身は空っぽです。IMG_2409-3.jpgIMG_2412-2.jpgIMG_2406-2.jpgIMG_2413-2.jpg後姿がかっこいい…肩や足元、リアスカートのホワイトラインはマスキングで塗り分けました。汚すことが前提でしたので、今回デカールは控えめです。

各所アップ。スポンジでチッピングした後にウエザリングマスターで砂ぼこりの汚れを施してみました。チッピングだけだと汚れの色が激しすぎて浮いていたのですが、ウェザリングマスターを使ったら落ち着いてくれたのでよかったです。IMG_2425-2.jpg足内側の丸い部分は本来ついてなかったのですが、外側のミサイルコンテナ接続部に合わせて市販パーツをつけてみました。InkedIMG_2441_LI.jpgフロントスカートの投光器には100均のラピーシールを貼りました。付属のシールだと反射が足りなくてシール感がひどくてカッコ悪かったです…InkedIMG_2426_LI.jpg腕の関節はツライチだったのでタガネで彫りこんでみました。それっぽくなったかな。InkedIMG_2428_LI.jpg肩の赤い排気口?はエナメルで塗り分けました。シタデルを使ってもよかったのかもしれません。IMG_2430-2.jpgカメラアイなどは今回緑色で塗ってみました。でもこんなに顔まわりに集中するとは思わなくて、ちょっとやりすぎたかもしれません。IMG_2437-2.jpg俯瞰。肩と胸の境目の赤い部分はエナメルで根性の塗り分け。IMG_2442-2.jpgバックパック内部はクリアーでコートして表面と差をつけてみました。が、わからんなこりゃ。IMG_2443-2.jpgIMG_2446-2.jpg足の裏側のバーニアは市販パーツを付けてみました。周囲を赤で塗ってちょっとしたアクセントにwInkedIMG_2454_LI.jpgリアスカートはスプリング接続に変えたので上へ跳ね上げることができます。実は膝関節の裏もディティールを足してます(赤矢印部分)。自然に見えてるといいなぁ。InkedIMG_2455_LI.jpgIMG_2456.JPG

次は武器。タイプインサージェントの武装に重斬剣はありませんが、ついでに塗装してみました。ライフル等はマガジンラックを塗り分けました。剣の赤い部分はシタデルで塗り分けました。IMG_2458.JPGIMG_2459.JPG

武器を装備。このでっかい無反動砲を構えてこそ、ジンタイプインサージェントってかんじですね。そうそう、股関節パーツに3ミリ穴をあけたので、市販の台座で浮かせて飾ることができます。IMG_2462-2.jpg無反動砲のカメラも緑色です。市販のクリアーパーツをグリーンに塗り、裏側にシルバーのラピーテープを貼りました。IMG_2464-2.jpgIMG_2465-2.jpg重突撃機銃も構えて両手でどーんIMG_2470-2.jpgIMG_2467-2剣も構えて雑魚機にあらぬポーズを取らせてみる。IMG_2472-2.jpgIMG_2473-2IMG_2474-2.jpgIMG_2477-2

うん。やっぱりジンはかっこいいですね。今回可動範囲などは無改造なので取らせられるポーズに限界がありますが、それでも量産機として並べて飾るには十分だと思います。IMG_2480-2

【カラーレシピ】
基本的にクレオス
1000番グレーサフの上にエッジにブラックでグラデーションをつけてから

【ラッカー系】
本体黄色部:ダークイエロー
二の腕・太もも等:セールカラー
バックパック白色部:グレーFS16550
バックパック茶色部:RLM79サンドイエロー
胸部等灰色部:ダークシーグレーBS381C/638
ミサイルコンテナ・武器等:ネイビーブルー
足の甲部:マホガニー
アンテナオレンジ部:エヴァ オレンジイエロー(ガイア)
アンテナ緑色部:GXメタルグリーン
関節等:フレームメタリック1(ガイア)
カメラアイ等:クリアーグリーン(ガイア)
重斬刀・足裏バーニア:シルバー(ガイア)

【エナメル系(タミヤ)】
赤色部:レッド
重斬刀縁:ブロンズ
フロントスカート:ブラック
装甲裏:フラットブラック+ジャーマングレー

【シタデル】
重斬剣赤色部:KHORNE RED

上記塗装後にエナメルのフラットブラウン+ジャーマングレイでスポンジチッピング
その後ガイアのフラットクリアーで艶消し
最後にウェザリングマスター(ライトサンド)で砂ぼこりの汚れをつけ、再びフラットクリアーでコート
フロントスカート、左胸ライトはシール